「電子の帝国」本編では、中部太平洋戦いが始まりました。
ここで気になるのは、広大な太平洋の中でいわゆる「南洋諸島」としてひとくくりにされる島々の位置関係です。
世界地図では、ケシ粒のようになってしまうこれらの島嶼は表現されません。そこで、島の大きさを何倍にも拡大して地図上に表現してみました。
戦史に登場する名前を有する島が、実際にはどこに存在するのかよくわかると思います。
同時に、物語に関係する島々の距離や艦隊の動きも追加しました。
地図を見ると、サイパン、テニアンの基地から2500kmを飛行して日本を爆撃したB-29は、やはり性能が優れていたことを実感させられます。硫黄島も重要な位置づけだということが良く分かります。
同時に、これほど多数の島があるのですから、アメリカ軍が全ての島を攻略することなく蛙飛び作戦を採用した理由も納得できますね。