「電子の帝国」第19章では東部戦線の戦いが始まりました。
この章では、以前の戦いよりも更に多くの聞きなれない地名(例:イジュームなど)が登場しています。
いろいろな資料を見ながら考えたこの物語としてのブラウ作戦の計画図を示します。もちろん史実のブラウ作戦には似ていますが、若干異なります。
地名については、戦後になって名前が変わっていますので、この時期の名称を前提としています。(例:ヴォルゴグラードじゃなくスターリングラード)
地図を見てわかるように、ブラウ作戦の対象となる地域は非常に広い範囲です。例えばハリコフからバクー油田までは1500kmもの距離があります。これはハリコフからウィーンまでの距離とほぼ同じです。
こんな遠距離を短期間で侵攻するというこの作戦の壮大さ、そして無謀さがよくわかります。