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実物のゴブリンの写真(エンジン)

いつも蒼穹の裏方への応援、本当にありがとうございます。

さて、私の撮ったエンジン写真です。魔物の写真ではありません。

作品に登場するネ30エンジンの参考にした、イギリス製の「ゴブリン」というエンジンです。

このエンジンは遠心式圧縮機が1段で、タービン1段のこれ以上簡単なエンジンはないというシンプルな構成です。エンジン長も短いので、後ろの排気ノズルが外れていることもあり、まるで空冷星形エンジンのようですね。

シンプルな代わりに、10000rpmを超えるかなり高回転で圧縮比を稼いでいます。ドイツのJumo004などが9000rpm以下としたのと好対照です。遠心式のエンジンと軸流型のエンジンで機構の複雑性とエンジン直径をトレードオフにして説明するのをよく見ますが、この回転数の大小が大きなパラメータだったと私は考えています。

つまり高回転型を選択するのか、低回転で抑えるのか。作品中のネ30では、超高回転にはできずに、結局4段の圧縮羽根を追加しています。

つぶれた半円形のような空気取り入れ口から内部の圧縮羽根が見えています。その横の銀の丸いプレートには「DH GOBLIN」と名前が書かれています。よく見るとエンジンの外周に沿って銀色の四角い蓋のようなものがついた黒い円筒がたくさん並んでいますが、燃焼器(キャン型燃焼器)です。

このエンジンは、1943年には1トンの推力でイギリスの空を既に飛んでいました。後方にシルバーの胴体が写っていますが、このエンジンを搭載していたデハビランドバンパイアです。なんと吸血鬼は小鬼の力で空を飛んでいたんですね。

この写真は、浜松空自のエアパークで撮った写真です。空自が評価用に1機だけバンパイアを購入したのです。

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