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パソコンの整理をしていたら、昔、私が撮影した写真が出てきました。
日本が大戦末期に開発したネ20の写真をアップします。2004年の国際宇宙展で展示されたネ20の実物です。
戦後アメリカに渡って、ノースロップ工科大学で教育機材として使われていたそうです。なんと実物を大学で運転していました。今は日本に戻ってきて、IHIが所有しているとのことです。
後ろに人間の体が映っていますが、比べてもかなり小さいという印象でした。これで圧縮機8段の軸流でタービン1段のエンジンです。
外側は、いかにも戦時中という感じでそれほどきれいなつくりではありませんね。
本体が黒で、水色や赤の配線がされていますが、どうもアメリカで塗られたようでオリジナルの色ではないようです。
恐らく水色は油圧系統の配管で、赤は燃料噴射器につながる配管です。
エンジン先端に付けられた黒い円筒は、電動のスタータです。非オリジナルで、運転を楽にするために後付けされたものです。
実際にはこれの1/3くらいの小さなモーターが先端に付けられていたはずです。
なお私の物語に登場するネ20は、これよりも一歩進んでいてちょっと大きくて推力も大きくなっています。