長多 良様の作品です。
https://kakuyomu.jp/works/16817330669374952145キャッチコピー
『強すぎる勇者にハッタリで立ち向かう四天王(一人敗北済み)の話』
「グランザめ。勇者ごときに敗れるとは・・・」
「四天王として失格だよね。」
「だが奴は所詮四天王最弱!」
魔王軍四天王の一人が勇者に倒された。その知らせお受けた残りの三人は・・・
(((いや、あいつが一番強いんだけど、残った三人でどうやって勇者を倒せばいいんだ!?)))
と、こんな風に始まる物語です。
これがただ手段を選ばず勇者を倒せればいいって問題でもなくて、四天王なりに体面を保たなきゃいけないってんで、めんどくさいことになってくんですね。
手段を選んでる場合じゃないのに、手段を選びまくるお前ら何やってんだ状態です。
もうこの時点でグダグダっぷりが楽しいわけですが、そんなグダグダ会議の結果として決まった作戦が。
できるだけ四天王(三天王)のプライドを維持できるよう、実は倒された最初の一人、グランザが最弱であり、残り三人は遙かに強いと勇者に信じ込ませるためのドッキリ企画を立ち上げる、という回り道どころじゃない、もはやお前ら自分でこれやりたいだけの道楽だろこれっていう作戦だから面白い。
でもね。
そんなグダグダな奴らが考えた作戦がすんなり行くんだろうか??
いや、いくわけねえw
さらなる波瀾万丈が巻き起こります。
基本はこんな三天王のグダグダっぷりをコメディテイストに楽しめる作品ですが、
その一本調子がずっと続く展開ではなく、世界の真相が明らかになるにつれて、物語の方向性が大きく動いていくのも魅力の一つになっております。