• 二次創作

後書きⅦ ラッキービーストとかばんについて

ラッキービースト
 ボスの愛称で親しまれた『彼』。表舞台ではなく、裏でかばんの補佐を細々とやっていた参謀のような役割を担っていました。
 また、最序盤からかばんの行いに疑問を持った『彼』は戦争中も、辿り着けるようにサーバルたちへ誘導や手助けを行います。最初から最後まで追っていただいた皆様なら、その健闘がどこか分かるはずです。
 そして戦争の終盤。博士の言葉を聞き、自分の本当にしたかったことを思い出した『彼』は、無能でポンコツらしく、予め組み込まれていたプログラムに縛られないまま最後の悪あがきを果たすことが出来たのです。
 ……因みにかばんとサーバルに口出しできるようになったら絶対カップルを後押しする外野のポジションだと思うのですが皆さんはどうでしょうか?


かばん
 私が知っている二次創作史上初の、心の底からヒトを倦んでいるかばんです。いましたか? 『ヒトの業』以前の二次創作に、本当の本当にヒトを忌み嫌うかばんちゃんが!!
 なお、彼女の持つ決意の狂気は『目的を果たすためならまず自分を犠牲にする』という自己犠牲の狂気です。作中でも憎悪の避雷針になることを選んだところからもその決意が滲み出ていることでしょう。
 なお、かばんですら自覚がないほどの奥深くには「止めてほしい」という気持ちが少しだけ残っています。これが、B-2型セルリアンがセンサーに引っかからないセルリアンの特性を有していなかったり、所々隙がある原因です。
 閑話休題。
 さて、かばんの炎についてですが、これはヒトのフレンズの技で、誰かに応援されれば応援されるほど威力が増すものになっています。また、量より質であり、一人であってもその応援が力強いものであれば、威力は何倍にも膨れ上がるでしょう。ちなみに初期威力はチャッカマンくらいを想定しています。本編のかばんは裏切りによる威力低下をセルリアンの共鳴で補っていました。
 かばんの能力の案として、鞄から道具を無限に取り出して使う、というものもあったのですが、こちらもセルリアンの女王のようにけものフレンズから外れてしまうと考えたためボツにしました。

 他のかばんとの決定的な違いは言わずもがな、ヒトに対して明確な嫌悪感を抱いてる点ですが、これは『ヒトの業』本編後も変わりません。
 ただし決別とは違うやり方があることを知ったため、黒サーバルの想いを胸に、サーバルを始めとしたフレンズたちとともに歩み寄る努力をしていくことでしょう。

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