• 二次創作

後書きⅣ セルリアンについて

 基本的にはアニメ一期の黒セルリアンが基盤です。
 キョウシュウエリアの黒セルリアンはアニメ版より攻撃力及び硬度が数段階落ちているものの、複数体で協力しあって戦うようになっています。石は常に露出しており、行動もノロマです。
 フレンズ型セルリアンの強さはオリジナルが手加減しない時と同等、複数人で叩かなければ普通に負ける程度、と認識していただければ構いません。
 ヒトのちほーの超巨大黒セルリアンについては、大きさは高層ビル程度、攻撃力はコンクリートを容易く壊し、核をまともに受けても傷一つつかない硬度を誇ります。本編ではこの性能をあまり見せられなかったですが……。

 また、ロボリアンらの石を破壊しても復活した理由は、その核がかばんの業であり、それを元に形作られているため形状記憶合金のように元に戻るためです。
 つまりかばんをどうにかしなければロボリアンたちを完全に倒すことは出来ません。
 また、かばんの手により全てのセルリアンは水没させない限り表面上のみ溶岩化するという特徴を持っています。


ロボリアン
 正式名称:暴走量産機構グリード。
 かばんの潜在意識にあった、仲間がほしいという強欲と工場の機構から生まれました。量産に重きを置いているため、機動力は皆無で戦闘力は然程高くありませんが、鉄程度なら容易く貫けるビームを備えています。


合成獣型セルリアン
 正式名称:獰猛疾走合成獣グラトニー。
 創作物ではやたら合成獣扱いされるキメラを元に、ヒトの全てを食い尽くすという暴食から生まれました。
 本作でもあったようにその体から小型の動物型セルリアンを量産することも可能ですが、ロボリアンにはまったく敵いません。代わりに、予備動作の後動体視力を超える速度で突進することが出来ます。


恐竜型セルリアン
 正式名称:絶対無双暴君竜ラース。
 ヒトに対する純粋な憤怒から生まれ、前述のセルリアンが体現していた数の暴力よりも一撃の必殺が特徴的なセルリアンです。その性能上、フレンズの中ではヘラジカ以外はこのセルリアンに対抗することすら出来ません。


『かばん』
 正式名称:無限並行世界スロウス。
 一定の領域に踏み込んだものを問答無用で自身の空間に落とし込み、そこで平行世界における無限の可能性を再現する力を有しています。因みに第五章の博物館で出てきた黒セーバルとかばんは本人ではなくこのセルリアンです。自身の司る空間には落とせないものの、ホログラムのように幻影のようなものを出現させることは出来ます。
 怠惰は怠ける以外に、本来の自分の姿を見失うことを戒めるという宗教的な意味も持ち、このセルリアンは決意や矜持を踏みにじることで対象のアイデンティティなどを崩壊させます。
 因みにネクソン版のユメリアンとアニメ一期の『夢の中で食べられたら二度と出られない』というセルリアンを元にしています。
 その能力や本質的に、このセルリアンはかばんの残虐性が最も現れている側面と言えるでしょう。また、心の持つ存在は必ず廃人、或いは極大なトラウマを植え付けることが出来ますが、機械のような存在には無力です。
 いわば対人最強なのです。


B-2型セルリアン
 正式名称:認識不能爆撃機エンヴィー
 サンドスターの火山山頂にあった爆撃機を元に、かばんの嫉妬から生まれたセルリアンです。
 光学迷彩による透明化と上空からの爆撃により周囲の破壊と戦況の制圧において高い能力を発揮し、最も戦争に向いてるセルリアンでしょう。
 ただしピット器官には引っかかるため、このセルリアンはツチノコ以外では対処不可能であるという特異性も持っています。
 なぜ本作序盤に出てきたセンサーに引っかからないセルリアンでないのかはかばんの項で説明します。


超巨大ヒト型黒セルリアン
 正式名称:最上英明強奪者ラスト
 忠実であれば色欲ですが、けものフレンズは様々な媒体でもその方面の説明等がボカされているため、個人的には『動物を扱う上で切り離せない部分ではあるが「けものフレンズ」には必要ないもの』として本作でもボカしています。
 他人の魅力を輝きと捉え、それを奪うという方向にしており、このセルリアンはその能力を最大限再現しますが、その正確性ゆえに情報の保存に難があるため自身の肉体に取り込んでいなければいけないという制約があります。
 また、このセルリアン限定で一撃で無機物をセルリアン化するビームも備えています。

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