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パスティーシュという可能性

 ご無沙汰しております、アヤナミシュウスイです。

 前回の近況ノートでは、書評もまた僕の執筆活動で大切にしていきたいと考えるに至ったわけです。今も勿論、その思いは揺らいでおらず、様々な媒体で作品に触れていきたいと思っております。

 ところで、先日投稿した拙作『異形の山脈にて』ですが、マイナーな内容でしたが、皆さまにご好評いただき、驚きも含んだ感謝を日々感じています。

 クトゥルフ神話に日本の南朝を掛け合わせた現代もの。
広義に言えば二次創作なのでしょうが、私は「パスティーシュ」という言葉を再認識しました。

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百科事典マイペディアより、「パスティーシュ」

 他の作家の作品から借用されたイメージやモティーフ等を使って造り上げられた作品。
 素材となる作品中の特定の要素に共感し,これに一貫して光を当てるような操作が行われる場合と,素材にはらまれていた矛盾や緊張を強調して作品を再創造する場合とがある。
 F.ジェームソンは政治批判性のある〈パロディ〉に対して,無批判的な〈パスティーシュ〉をポスト・モダン文化に特有な芸術表現として提唱した。
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 ここカクヨムに、私は活動初期に『悲愴の研究』というシャーロック・ホームズのパスティーシュを投稿しました。実はとある自主企画で本作に銀賞をいただいたこともあるのですが、星やPVが少ないことに、しばらく非公開にしていたこともありました。

 ですが、今年、再び公開したところ、新たにレビューをいただけるなど、星やPVの多さばかりが重要ではないことに、今更ながら痛感しました。

 そして今日この頃、カクヨムに二度目となるパスティーシュが、古典的名作には及ばずとも、受け入れてくださっていることに、非常に感銘を受けました。

 執筆活動するにあたり、パスティーシュという手法を用いての、自分なりの世界観が少しでも多く生みだせるならと、今、こうして所信表明も兼ねて、近況ノートをしたためました。
 どうぞ皆々様、今後ともよろしくお願いいたします!

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