プラトンは勿論、宗教・神話など、有史以来、人間は肉体より魂を上位存在と考えてきたことと、それに伴う「楽園」に対するSF回答。
生命体としての在り方がそれぞれ明確に描かれるが、“より完全な生命体”に近づくほど、
他者へのアプローチが、漠然とした手段ではなく、歴然とした目的と化す。
それ故に、キャラには非の打ちどころが無いというのに、どこまでも孤独が付きまとう。
楽観的未来予測ではあるかもしれないが、やがて本作に近しい科学世界が到来した時、私はどの生き方を選択するのか。
いや、むしろ本作を観た限りは、これをSF作品から「黙示録」へと変容させない意志が求められるのではないだろうか。
あと、メインテーマソング「EONIANーイオニアンー」すこ。