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映画「チャプター27」を観た

本作の主人公は、ジョン・レノンを殺害した男。
彼がニューヨークにジョンのサインを貰いにはるばる訪れたところから、物語は始まる。

その様子はどこまでも身近で、僕自身、彼と同じように、何か一つのことに陶酔するタイプでもあるため、
彼が異常な状態に陥っていてもなお、単なるシリアルキラーよろしく、自分とはかけ離れた存在であるとは思えなかった。

つまり、ファン・オタクの一側面として、いくつかの要素がそろった時、僕もまた、彼のような凶行を起こしかねないという事だ。

案外その差は、心酔している度合いが僕自身それほど異質ではない、つまり、対象へそれほど深入りしていない、という僅かな差に過ぎないかもしれない。

僕のバイブルとなる本が未だに出逢えていないからこそ、新たな書籍に手を伸ばし、そして創作し始めたとさえ言えるのではないだろうか。

それはややもすると、僕がひたすらヤンデレを“ヤンデレ的な度合い”で執筆している事もまた、一つの表れかもしれないが、
とにかく僕は、自分の遺物、昇華されたものとして、今後も執筆に励む所存。

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