• に登録
  • 異世界ファンタジー
  • 詩・童話・その他

まるで夜叉王のよう

 夜叉王とは、岡本綺堂の戯曲、修善寺物語の主人公。
 ある日彼は偉い殿さまに、自身をモデルとした面の作成を依頼されます。
 名人なので、造作もなく面は出来上がるものの、そこには死相が浮き出している。
 そんなものは縁起が悪過ぎて、とても納品する訳にはいきません。作り直しますが、相変わらずに死相は消えない。
 だから、もう一度。
 でも、変わらない。
 再々の催促にまったく応じることも出来ないままに、件の殿様は非業の死を遂げて、ああこれは予言であったのかと、夜叉王が納得して、終わり。
 まあ、修善寺物語とは、そんな筋の話です。
「かくりょ」については、2月頃に次回の目途が付いたかなと思っていたのですが、精査するたびにああこれが足りない、あれはどうなっているのじゃ?!とか、ごしゃごしゃと不足が目についてきて、書き直したり書き足したり、あらかた削除したりと、なかなか纏まりませんでした。
 死相が浮いて、どうにもならぬ!の夜叉王気分がよく分る。
 でも、それが割と面白かった。
 迷って右往左往していて、うにゃにゃにゃにやぁーッ!!(怒)
 ※謎の叫びを上げつつ
 会社に出勤して業務をこなし、自分の為にご飯作ったり洗濯をしたりしている合間に、たまたま目にしたポスターやら、CMやらを気紛れに追ってみたら、意外なヒントを貰えたりして。
 そろそろやっと、更新するぞするぞ詐欺から抜けられるかな。

コメント

さんの設定によりコメントは表示されません