ロシア・ウクライナ戦争で膠着状態を打破する秘策として、核兵器の使用が喧伝されている。
その発言自体、嫌がらせの効果をねらったものだけど、そういう核兵器使用論者に向かってあえていうよ。
「核兵器って、大したこと無いよ」
「使ってみたらよい、戦局は変わらないよ」
もちろん通常爆弾と比べて、数桁違う人々が犠牲になることは避けられないし、放射線による、体の内部から火傷する惨く苦しい死に方をする人が出てくることは避けられない。
でも、僕たちは知っている。
長寿国と言われる当代日本において、かつて原爆を投下されたヒロシマの平均寿命が、国民平均を上回っている事実を知っている。
爆弾は何でも悲惨だよ。
人の体を引き裂き、悲惨な火傷や後遺症を残す。
でも、それは通常爆弾も原爆も変わらない。
放射性物質による汚染も、人の寿命単位のタイムサイクルの中では無視できる。
でなきゃ今でもヒロシマ・ナガサキは死の大地でなければならないが、現実は違う。
さまざまな名産品を作り出し、観光地としての魅力も持っている。
8月だけ、殊更被害者ぶるけど、それ以外の季節には「原爆で汚れた地」なんて絶対に言わせない。
原爆を使うなら使うがよい。
その効果をはるかに上回る汚名に失脚しない自信のある指導者が、世界に、歴史上、どれほどいたというのか。
だから「使いたがり」を「言いたがり」屋さんには声を大にしていうよ。
「核兵器なんて大したこと無いよ」と。
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