思いついた用語だから、誰かに言われる前に語ってしまおう。
核爆轟推進機関。
そもそも某作品の枢軸を意味する天体に、核パルスエンジンというものが備え付けられているので、「それと何が違うの」とかは考えないといけない。
でも、言葉の響きとして、
ニュークリア・デトネーション・エンジン、
核爆轟推進機関、
という表現は、そのすさまじさを想起させる。
ウラン鉱脈の中には、天然原子炉だった可能性のある鉱脈が見受けられるという。
即ち、燃えやすいウラン235の割合が多い鉱脈に、地下水がしみこみ、中性子減速材としての役割を果たし臨界に至ったという事例がある。
ニュークリア・デトネーション・エンジンはきっと、宇宙空間における、短時間に高速を発揮する用途で利用されるに違いない。
とすれば、液体の水の存在が現在観測されない、火星のような土壌のウラン鉱床から良質のウランを取り出すか、あるいはウラン238を変換させたプルトニウムが主燃料となる。
あるいは木星から大量の三重水素を持ち込むか。
原理としては水爆の原理と代わらない。
即ち、核爆発の常軌を逸した高圧力で三重水素の核融合反応を起こす。
ここで、デトネーションの意味が出てくる。
即ち、核融合の超々高圧に新たな三重水素を晒し、それを連続させ、爆発が数十分から数十時間、あるいは最長数日間連続させることで、まさに「爆発的な」推進力を得る。
ちなみに宇宙空間はそもそも多様な放射線がまき散らされているし、デトネーションの結果、核反応生成物がまき散らされても、環境汚染には成らない。
唯これは、やはり過剰な質量兵器などに使われるかと思う。
それでは新味がないので、やはりもう一ひねり、使い方を考えねばならない。
いい方も、ニュークリア・デトネーション・ジェネレーターでもいいかもしれない。
ただなあ、ジェネレーターだと結局ボイラーなんだよなあ。
やっぱり爆轟そのものを推進力に使うシステムがいい。
そしてその設定を活かす時が来ても、小型化は日本の仕事だと思う。
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