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『©ダブリ』第5話までのお話

こんばんは。
今日も今日とて、なのるほどのものではありませんが、
『©ダブリ』の作者として、ちょっと本作品について語ろうかと。

まず、この物語は全27話の物語です。
25世紀が舞台の、『感情』を題材にした現代ファンタジー。
実は裏に壮大な陰謀があり、何の因果もない少年少女たちが
『感情』と『感情に反応する化け物』に振り回される……
どちらかというとシリアスよりなお話です。

https://kakuyomu.jp/works/1177354054885112986


さて、5話までで主要人物が出そろいました。

凄惨な過去の経験から『感情』が乏しく『恐怖』に鈍い、マツリ。
『恐怖』に反応し人を襲う『化け物』を左手に宿した、メグ。
他人に無条件に『恐怖』を抱いてしまう保健医、椎名。
『恐怖』を感じない不良少女、リョウ。
普通に普通の女子高生、いづみ。

彼らが『©ダブリ』前半の主要人物になります。
どうぞよろしくお願いいたします。


今回は、第5話までの主人公たちについて独りごちてみます。

◆マツリについて
主人公のひとりであるマツリはメグとの交流によって
人並みの『感情』を取り戻し始めるのですが、
『感情』に振り回された経験がほとんどないため、
自分の行動や自分の考えの原理に気づくのが、ワンテンポ遅いです。

多分、読んでいてマツリの行動に納得がいかなかったり、
共感できない部分が多くって、イラつくこともあると思います。
メグを突き放したり、大事に思ったり一貫性がないのは、
今まで知らなかった『感情』に盛大に振り回されているからなのですが
……なんだかうまく描ききれていない気がして、作者は日々頭を抱えています。

◆メグについて
マツリと違って、人並みに感情豊かな高校男子です。
『恐怖』の感情に敏感で、人の顔色を窺いつつ、
他人を突き放して生きてきましたが、
左手に『化け物』がいることを除けば、案外普通の少年です。
しかし『化け物』に絡むことや、『自分の過去』に絡むことについては
『感情』を暴走させがちで、周りが見えなくなります。

不安定な部分もありますが、マツリよりは分かりやすくて素直なので、
マツリよりは大分描きやすいです。


……とまぁ、とりとめなく主人公たちのことを語ってみましたが
この二人の難解な『感情』の表現については日々悩みつつも楽しく書いています。
今後もこの作品では、思春期ならではの苦々しさや、意味不明さも表現できればと思ってます。
そう言う意味では解りにくい小説かもしれません(笑)

最後までお付き合いいただければ幸いです♬
ではでは、長々と長文失礼いたしました!

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