数ある企画の中から、再び(あるいは初めて)見つけてくださり、ありがとうございます。
主催者の私は、言葉というパレットを使って、心の中の景色を写生する楽しさに魅了されている初心者です。
前回の「反復法」では、寄せては返す波のような、重なり合う言葉のリズムに包まれ、部室全体が心地よい音楽に満たされたような贅沢な時間を過ごさせていただきました。今回は、その「重なり」とは真逆の、「違い」が描き出す鮮やかなコントラストをみんなで練習してみたいと思います。
■ 今回のテーマ:対照法(たいしょうほう)
今回は、反対の意味を持つ言葉や、正反対の事物をあえて並べることで、その特徴や感情を際立たせる「対照法」に挑戦してみませんか?
専門用語では「コントラスト」や「アンチテーゼ」とも呼ばれます。光を描くために、あえて隣に深い影を置く。ただそれだけで、言葉はハッとするほど鮮やかな色彩を帯び始めます。
・例: 「外面は氷のように冷たいが、内面は炎のように熱い人だ。」
・例: 「豪華なドレスを纏いながら、心には襤褸(ぼろ)を下げていた。」
・効果: 正反対のものを並べることで、一歩引いて眺めるよりも「際立ち、浮き彫りになる」ドラマチックな印象を読者に与えることができます。
「『明るい』とだけ書く代わりに、隣に『暗闇』を置いてその輝きを強調してみよう」「『愛』を語るために、あえて『憎しみ』の瞬間を並べてみよう」など、キャンバスに正反対の色を置くような、実験的な気持ちで大丈夫です。
私自身も「この白の隣にどんな黒を置けば、一番心が揺れるかな?」と、夕暮れ時の空がオレンジと紺色に分かれる瞬間を切り取るような気持ちで投稿します。
■ 補足:「これまでの技法」との違い
これまでの技法とどう組み合わせればいいか迷ったときは、こちらを参考にしてみてください。
もちろん、企画者自身も「どちらを先に置くのが一番効果的かな?」と首を傾げながら考えている最中です。難しく考えず、あなたの直感が描く「対比」を置いていってください。
・擬人法: 人間以外のものに、命を吹き込む。
・反復法: 同じ言葉を重ねて、リズムと強度を作る(積み上げる)。
・対照法(今回): 正反対のものを並べて、鮮明なコントラストを作る(際立たせる)。
・例:「小さな勇気が、大きな奇跡を起こす。」
・例:「空はどこまでも青く、私の心はひどく濁っていた。」
「今回は、一つの感情を描くために、あえてその裏側にある景色を隣に置いてみよう」など、言葉がぶつかり合って生まれる火花を楽しんでみてください。
■ 参加ルール(ゆるく、心地よく)
・形式: 詩、散文、短歌、小説の一部など、形式は自由です。
・内容: 対照法(正反対の言葉や事物の対比)を意識したフレーズが一つでも入っている作品。
・交流について: 読み合いや感想の強制はありません。「練習作」として置いていくだけで大丈夫です。
・話数について: 主催者の確認時間の都合上、10話を大幅に超える長編作品については、すべてに目を通すことができない可能性がございます。参加は大歓迎ですが、その点だけご了承ください。
■ 主催者より
初心者の方も、ベテランの方も、どうぞ気楽にドアを叩いてください。
「光を描くために、影を置く。それだけで、世界は立体的に動き出す」。そんな言葉の魔法を、みんなで机を並べて楽しめたら嬉しいです。
皆様の豊かな感性が描き出す、鮮やかでドラマチックなコントラストを心よりお待ちしております。
参加する小説の設定画面で、自主企画欄にある「【自主企画】カクヨム文芸部 ── お題:対照法(たいしょうほう)」を選択してください。
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