当企画をご覧下さりありがとうございます。
この企画は、
『冒険者ギルドって、ファンタジー世界に必要ないよね』
という言説に反証するために立ち上げました。
ちょっと長くなりますが、不要論として主なものを以下に列挙します。これらの不要論を反証するかたちで物語を紡いでください。要するに「冒険者ギルドはこの世界になくてはならない組織だ」ということが読み取れる——そのような物語を当企画では募集しています。
なお、以下不要論の後に■■■募集要項■■■を掲載しています。こちらを熟読いただきご参加ください。主催者が要項を満たしていない、趣旨を理解していないと判断した作品については企画から参加を取り消す場合がありますのでご了承ください。
=====冒険者ギルド不要論の例 ここから=====
①街の中で機能が重複する
治安維持、魔物討伐、素材採取、護衛・輸送、探索・調査など、冒険者が行う仕事は、別の組織(国、他ギルド、商人、学術機関、宗教組織等)で代替できます。つまり存在そのものが不要となる可能性があります。
②専門性の欠如
冒険者は「何でも屋」に近いわけですが、いずれも中途半端になります。衛兵、職人、商人、錬金術師、国の研究者等、専門職の専門性に及ばない可能性があります。
③統治側から見た危険性
国家や領主の視点では武力は統制下に置く必要がありますが、冒険者ギルドは独立していることが多く、統制が十分に効きません。反乱、治安悪化(ならず者)、契約不履行等のリスクが大きくなります。
④経済的非効率(中間コスト)
ギルドは基本的に仲介機関なので、『依頼者 → ギルド → 冒険者』という構図になります。手数料、管理コスト、情報遅延などのマージンが発生します。直接依頼することが習慣化されていれば、この仲介は不要です。
⑤社会的信用の問題
いわゆるナーロッパ的な中世世界観では、身分・所属が信用の基盤です。しかし冒険者は、どこにも属さず流動的で、出自不明で、実績が個人依存という、極めて怪しい身分です。よほど実績のある者でない限り信用されにくくなります。このため、高度(高価)な依頼、重要な依頼などを任せにくくなります。
⑥労働者として不安定
冒険者は基本的に成果報酬ですから収入が不安定です。死亡リスクの高さ、社会保障の適用しづらさなどから、ドロップアウト後の人生が保証されません。このため、柄の悪い層が形成されやすく、スラム化や犯罪集団化の懸念があります。統治側としては維持したくない組織となります。
⑦情報管理の問題
依頼の多くは「情報」に依存します。冒険者ギルドが、街の安全や経済に関わる魔物やダンジョン、素材などの情報を独占すると、依頼価格操作が恣意的に行われても指摘できる機関がありません。
=====冒険者ギルド不要論の例 ここまで=====
■■■募集要項■■■
>期間
・5月17日(日)まで(約1か月間)
>作品制限
・掌編~10,000字以下であること
・小説本編内のみで完結し内容が理解できること。
(あらすじや前書き、後書きで補足を必要としないこと)
・本企画のための書き下ろしであること
(二次創作、スピンオフは明示のうえ可)
>必須内容
・冒険者ギルドが存在すること
(役割が同等であれば別の組織名称でも可)
・ギルド職員が物語に絡むこと
(主要キャラクターである必要はありません)
・冒険者ギルドがその社会経済で必須の組織であることが
物語の中で読み取れること
>注意事項
以下のようなケースだけでは「必要性」を物語ったことになりません。
・単純に冒険者が活躍するだけ
・ギルドの日常を描くだけ
・設定説明だけ
登場人物の物語として、必須内容を読み取れるようにしてください。
「しっかり作り込んだ世界だから必要性が説明されない」という
お考えの方もいらっしゃると思いますが、その場合でも上記不要論を
反証するような物語構成をご検討ください。
なお、上記の不要論すべてを反証する必要はありません。
物語として「これは冒険者ギルドでないと駄目だ」という納得感が
得られれば大丈夫です。
内容を満たしていないと主催者が判断した場合、
企画参加の取り消し処理を行う場合があります。
>その他
当企画の導入のための物語としてバックストーリーを作成しました。
もしよろしければこちらをご覧になってください。
『異世界領主のギルド視察』
https://kakuyomu.jp/works/2912051597551741133
以上になります。
皆様からのご応募、お待ち申し上げております!
参加する小説の設定画面で、自主企画欄にある「冒険者ギルドの中の人」を選択してください。
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しばらく短編に精を出そうと思っています。心に残るお話を綴ってまいります。 たまに皆様のお話を読ませていただき辻感想してます。 もっと見る