デカダンスとはフランス語で『衰退』『退嬰』『退廃』を意味する単語であり、19世紀末のヨーロッパで起こった芸術運動・芸術思想である。世紀末芸術の一潮流であり、文明・文化の没落と、それが進行形で起きている最中における人間の厭世的な気分や態度を表現する手法で、ショーペンハウアーのいう退廃の概念を思想的源流としている。文学においては『悪の華』などの詩で知られるシャルル・ボードレールや『サロメ』等の著作で森鴎外・夏目漱石らに影響を与えたオスカー・ワイルドらがデカダンス派に位置付けられており、また哲学者のニーチェはデカダンスをニヒリズムに絡めて批判的に論じている。
そして現代、新世紀が始まって20年余り経つが、文明はもはや取り返しのつかない姿に変容してしまい、没落したものがさらに没落の深淵へ滑り落ちていく渦中である。貧困や飢えや暴力や戦争は続いている。不条理が常に隣り合わせしている。そんな現代に生きる我々にとって、残されたものは何であろうか。我々はこれから何を求めて生きるか、何のために生きるか。生きること自体に意味があるかはわからないが。
御託が長くなりましたが、そういうわけで今回はデカダンスを主題とした作品を集めます。前述のように『退廃』的なものや厭世観をまとわせた小説やエッセイがあればぜひぜひご参加ください。読み合って星やいいねを付け合い、デカダンスのぬるま湯に浸りましょう。
↓主催者のデカダンスっぽい小作。読むかはお任せします
https://kakuyomu.jp/works/16817330651516472849
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