「自意識 音」を含む小説

始めた瞬間からだった。 その瞬間からすべてを手にしていた。 才能や、センスなんて安っぽい言葉で括りたくない。 だってこれは事実だから……。実感だから……。

小学生の頃、氷室珠火という女に初恋をした。 その女は可愛くて、小さくて、私の後ろに隠れていつだって応援してくれた。頼りにしてくれる。 つけあがった私の傲慢は最後の文化祭の失敗とい…

徒然なるままに、日暮らし、5.8 インチのほどほどに濁った光に向かいて、誰かが擦り尽くしたような言葉を並べながら、著者の卑屈で慢心した自意識を、表題の通りに吐露する。