「写真ホラー」を含む小説

スマホの写真を、よく見返す。ある日ふと、昨日まで見ていたはずの写真で、友人の立ち位置がほんの少しだけ違っていることに気づいた。 別の日の写真も見比べると、彼女は日付を追うごとに…

大学２年の久住恭介（くずみ　きょうすけ）。 彼がトラックにひかれそうになったとき助けてくれた白いケープの少女。 彼女は言う「死者を生かしてはダメだ」と。 どういうことか悩む久住だ…

「この写真、何人写ってる？」 妻が見せてくれた家族写真。そこには確かに四人が写っているはずだった。 だが、背景の木陰に――五人目がいる。 白いシャツに黒いズボン。無表情でこち…

雪の日、古い卒業アルバムの中に『知らない生徒』が写っていた。 その顔は、時間とともに変わり続け、ついには友の顔になった。 そして最後に写るのは——私。記憶と写真が交錯する。 ク…

9月15日――終戦から一ヶ月後のこの日、我が家では「ちくわ」を食べるという奇妙な習慣がある。 その日、大河は祖母に渡されたタッパーいっぱいのちくわを持って、ひいばあちゃんの墓…

雨のある日、人気のない学校で僕はあの人と出会った。 笑顔で、ほっとけなくて、彼女は—— これは、写真を撮るための物語。 ※他サイトにて同じものを投稿しています。

教室の机の数が、いつもよりひとつ多い。 名簿は三十四人なのに、担任は「三十五人そろってる」と言う。 誰も疑問にしないそのズレに、ただひとりだけ気づいてしまった語り手は、プリントの…

────────────────────────────────────── 　　　北高新聞　号外予告特集　　　発行日：６月３０日 ───────────────────────…

夢で見る景色は、それはそれは美しく、写真をたくさん撮った。その写真を現実世界に残せる能力を持ってしまった夢美と、親友正子による、微ホラーストーリー。

始業式の日、姫小路リリカという転校生がやってきた。 異様に白い肌、赤いリボン、誰とも話さない彼女。 クラスで囁かれる噂——「前の学校で事件を起こしたらしい」 好奇心に負けて彼…

SNSでフォロワー100万人の美容インフルエンサー・遥は、現実とのギャップに疲れ果てていた。そんな時出会ったのは、「理想の自分」を売買する謎の地下サロン『虚像取引所』。案内人レイ…

カメラのデジタル化が進んで心霊写真がなくなったって言われてるんだけど、実はあれ、メーカー側が撮れなくしているんだって。

現代の都市伝説をモチーフにした、写真にまつわる怪談集

フリーランスカメラマンの月城杏子が出会うのは、カメラでしか見えない"もうひとつの世界"。

大学の写真部に所属する雅之は、横須賀の廃病院を撮影している最中に、見てはいけないものを見てしまった。同じアパートに住む女が、なぜかそこにいたのである。彼女は彩子というとても美しい…

SNSトレンドを追うフリーランスライター・水野結衣は、謎のハッシュタグ「#23時のゆめみ」の調査に乗り出す。IT企業マーケターの鷹宮千尋と共に、23時の自撮りに写り込む知らない人…

いぢめられていると思っているのは主人公ジョーなのだが、女子たちは男に構ってもらうにはいたづらをする。そんな内容の書かれた本に騙されて次から次へとヒロイン達がジョーを惚れさせようと…

写真家の陽介は山を主体として自然を撮影する事を生業としている。そして、撮影に訪れた地で起こった事とは、、、

【完結済み】 初めまして。 祖母の遺品整理をしていると、心霊写真を見つけたので送らせていただきます。 ホテルの前で撮られた従業員？の集合写真なのですが、後列右から三番目の男性…

問題です。 一番身近にあって、 自分のことを一番表現してくれるのに、 その実物を自分で見たことがない。 「それ」はなにか。 あなたが見ている「それ」は、 本当に自分のもの…