「ネクロマンサー アンデット」を含む小説

カンシアには10年近く連れ添ったペットの兎、ふくがいる。 ふくともっと一緒にいたい。まだ、離れたくないという彼女の思いが、ふくをアンデットとして蘇らせた。

───ようこそ。 此処は生きる事も 死ぬ事もない、誰も死なない優しい世界。 世界が滅び、後に残ったのは 死ぬ事も生きる事もない 『アンデット』だけ。 此の御噺は…

禁忌とされる死霊魔術師として生まれてしまった少女。それが発覚した瞬間、優しかった世界は手のひらを返した。 人間不信の少女は再び人を信じることができるのか。