「【短編（烏川 ハル）】」を含む小説

　田舎に帰省中、恐ろしい事態に巻き込まれる。 　たとえ命は助かっても、これでは社会的に困った立場に……。

　屋上でクラスメートに「僕と付き合ってくれ！　末永く将来を前提として！」と告白する少年。 　しかし残念ながら、彼は大きな誤解をしていた。 （「エブリスタ」でも掲載しています）

　夕方の散歩中、犬がよその家の裏庭に入り込んでしまった。 　幸いそこは既に引っ越しして空き家となっているところだが、しかし勝手に入って構わない場所ではないはず。しかも、そこで犬が…

　新進気鋭のイラストレーターが殺された。 　事件当時、同じ別荘には三人の友人が滞在中。三人とも被害者のイラストレーター仲間だったが、三人は被害者ほど成功しておらず、被害者を妬んで…

　同級生の女の子から「放課後、屋上まで来てほしいの。秘密の話があるから」と言われた。 　密かに期待しながら、彼女の言葉に応じたところ……。

　安アパートの薄いドア越しに聞こえてきたのは、男女のアレの声。 　俺は静かにドアを開けて、勢いよく部屋に踏み込んだ！

　恋愛ごとには疎い俺から見ても、なかなか魅力的な女の子。 　そんな彼女から「私と付き合ってください！」と告白されたのは、大学2年目の12月だった。 　断るつもりなんて当然ないけれ…

　クラスコンパで会計係を任されて、参加者から三千円ずつを集めた。 　千円札三枚を持ってくる者がほとんどだったけれど、そうして集めた千円札の中に一枚、不思議なお札が混ざっていた。 …

　雪の中を歩いている途中。 　妙な視線や気配を感じて何度か振り返ったが、誰もいない。ただしその度に、同じ雪だるまが視界に入って……。

　刈谷くんは隣の席の吉田さんが好きです。 「試験で1位になれたら『付き合ってください』と告白しよう」と決意しているほどです。 　そして、秋の実力テストの結果……。

「今度、お父さんにも彼を紹介するね」と言っていた娘。 　雪の日に死んだ彼女のことを想いながら、残された父親は三年後、同じく雪の日に……。 （「小説家になろう」「エブリスタ」でも…

　高校の教室で、雪についての授業中。 　何人かの生徒が、私に好奇の目を向けてくる。 　気分の良いものではないが、仕方ないだろう。なぜならば、私は……。 （「小説家になろう」「エ…

　女性専用マンションに住むOLが殺された。 　彼女は生前インコを飼っており、そのインコが何か手がかりになるような言葉を覚えているのではないか、と刑事たちは期待。しかし『オハヨウ』…

　端正な顔立ちに、軽くウェーブのかかった長い黒髪。カジュアルドレスらしき青いワンピースはノースリーブで、胸元も大きく開いている。 　そんな女性が夜中の2時頃、一人暮らしの俺の部屋…

（「小説家になろう」「NOVEL DAYS」でも掲載しています。「念力」「ペンギン」「残業」というお題の三題噺で書いた短編です）

（自主企画『【三題噺 #78】「一族」「墓」「手毬」』参加用に書きました）

　それは雨上がりに発生する怪異。既に雨は上がっているのに、そのタクシーの乗客には、まだ降っているように感じられるという。また、乗客たちが認識しているタクシーの色も実際とは異なって…

　私が歌ったのと同じ歌を口ずさみながら、その子供は帰っていく。 　それを見送ってから、私も家へ戻り……。 （「小説家になろう」「エブリスタ」でも掲載しています）

　昔よく公園で一緒に遊んだ友達。 　大きくなると自然に疎遠になったが、それでも時々顔を合わせる機会があれば、二人で塩むすびを食べることにしている。

（自主企画『【三題噺 #75】「門」「こころ」「明暗」』参加用に書きました）