「大切なものとは」を含む小説

小学６年生の栞那は、繰り返される毎日にうんざりしていた。ある夜、不思議な出来事をきっかけに、この街には鬼の伝説があった事を思い出す。 小さい頃、鬼に会ったという祖母の話では、鬼の…

中二の夏休み、自由研究を班ごとでやるという理科の宿題が出て、自然科学館へ行く事になった僕達は…… KAC20248参加作品です

今日も二人でここを歩いているはずだった。でも突如として彼女は姿を消してしまった。 君がいなくなってから気づいた。君の大切さに。でも時は流れていく。こんな事を考えている今も刻一刻と…

タイトルそのまんまです。 六月十四日。渡利望(わたりのぞみ)は悪魔と契約した。 時間を戻す力を手に入れる代わりに、渡利にとって大切なものを奪われるという契約。 大切な物も大切な…

　ここはオフィス・モノクロ。マンガ家、一色サブロウとアシスタントたちの職場である。ついでにサブロウの自宅も兼ねている。三人のアシスタントのうち二人が出張取材兼バケーションで海外へ…

お客さんが来た。今は私とこのうさん臭いアゴヒゲの男と二人だけの店内。彼のためにコーヒーを淹れる。彼が喋る。彼は私の罪をあばきにきたのか、もっと大切なものを気づかせに来たのか？

黒歴史とまではいかないかもしれませんが、すごく恥ずかしかった話を一つ。誰にでも起こりうることだと思います。 そう、大切なものは絶対に持ち歩いてはいけないよ……なくなると大変だから。

現在までのあらすじ どこにでもいそうな「43歳」はいい加減に疲れていました。 終わらない仕事に嫌な同僚。 慌しい周りの景色。 ずっと「終わりのない時間」も「世界」もないとは…

秋葉原でデカい事件だか事故が起こったらしい。僕ら研修医は現地で支援することになり、皆でバスに乗り込んだ。

その店で売られているのは、中身のない箱、箱、箱。大きさも用途もそれぞれ違う箱たちはそれぞれ一癖も二癖もあるのもで……

誰でも、大切なお手紙や想い出の写真があるはずです。 小さな過去にいれて、保管してますね。 …もし、あなたが亡くなったら、どなたがその箱をひらけるのでしょうか。

人が大切にしているモノ。 他の人から見れば無価値なモノでも、大切にされるには理由がある。 そして、その理由はイイものばかりとは限らない。人の大切なものに手を出すという事は、自…

高校２年の小松　由良はその見た目からなのか誤解されること多く、二回もの停学を食らっていた。 お金にも困っており、退学になるくらいなら自分で学校を辞めようとも思っていた。 そんな…

　母を亡くした白上鈴華（しらかみすずか）は大路で行われた巫女による御霊集めの時に霊の異変に気づいた。鈴華は急いで幼い頃に母に連れられた御霊送りの儀式を行う地へと池を通じて移動する…

かなちゃんには、宝箱があります。 宝箱には、大切なものばかり入っています。 小さな頃好きだった男の子との思い出、お父さんと交わした約束、おじさんから貰った首輪、真っ赤に染まった…

手作りの箱を作る一人の芸術家。 手作りの箱には彼の並々ならぬ拘りが沢山込められていた。 箱は大切なものを入れて初めて箱になる。 彼はその純粋で残酷な精神を以て作品に向き合って…

大切なものをしまっておくための、触れることも見ることもできないもの。 KAC2024 3回目参加作品。 お題:箱

同じ部活の桜庭　望空（さくらば　のあ）くんには、くちづけた大切なものを自身の「箱庭」にしまう力がある。 いつか長めの話を書く時に出したいなと思っている二人です。 出ませんで…

　シュレーディンガーの猫を、かなり拡大解釈した話……のつもり。