「画面の向こう」を含む小説

5年前からのネット上の友達と初めて会うことになった颯。ドキドキしながら向かった待ち合わせ場所には―― ネッ友という奇妙な関係性、好きなことへの情熱、同じ趣味の人と語り合える喜び―…

基本的に毎週末更新、フリースタイルで書くエッセイです。フリースタイルなので、唐突にエッセイではない何か（創作、ジョーク、備忘録など）が始まるかもしれませんし、話題が二転三転するか…

あんっ♡あんっ♡気持ちいいよぉ♡』　 なんだ、これは。 とある土曜日。画面の向こうで行われてる行為に目を奪われながら、俺こと初小岩実は驚愕していた。 俺宛の名前で送られてきたU…

　中学校も二年になり、ほとんどの子が人間関係が出来上がりつつある中、端っこの席でただ一人、ポツンと外を眺めている男の子がいた。 　その子は誰かと話をする訳でもないけど、だからと…

　――花が散る様は美しい。風に吹かれて落ちゆく花びらが、まるで人の生そのものだから。 　都内各所で、その歌詞と共にある映像が流れた。 　薄暗い路地裏で、本来ならばステージ上で…

ネトゲで意気投合した女性、フジと連絡を取り合うプロゲーマーの81(ハチノイチ)。 4つ年上のフジとの関係を進めたいけど一歩踏み込めない81は、フジに会えるのか。 『画面の向こ…

ネトゲで意気投合した男性81（ハチノイチ)と連絡を取り合うリモートワーカーのフジ。 お互いに顔以外のことはほとんど知っている仲だが、会話をしているうちにフジの中で芽生えた感情とは？

配信者である「らろあ」に恋をしている渚。いわゆるガチ恋と呼ばれるその感情は、日に日にエスカレートしていく。画面の向こうにいるあったこともない人間への恋心は、次第に形を変えていった。

肉体が死亡した人間の脳だけを生かし続ける非合法な研究。その片棒を担ぐことになった主人公の「湊蓮（みなとれん）」は、引換に余命僅かな幼馴染を電脳世界で生かし続けるよう条件を出す。 …

満たされない、満たされない…。 大学入学後、彼女の中でなにかが崩れ始めた。 彼女が夢中になっているのは、画面の向こうで料理をする彼。 会いたい…。 内側から溢れ出す欲望を…

　曰く付きのポラロイドを買ってしまった。 　なんでも、このカメラで写真を撮ると幽霊が必ず写り込んでくるらしい。 　人生の彩りとつまらない日常からの脱却。それから安価を理由にこの中…

帰宅したらまずパソコンの電源を入れ、着替え終わったらすぐにログインするいつものルーティーン。 ログインした先には、毎日のように一緒に遊ぶ女性キャラクターが座っていた。

濁流のように荒れ狂う現代(いま)に疑問を抱き、諦めながらも、必死に生きる人へ。 −日々生きている中で感じた想いや考え、遺しておきたいと思った言の葉達を《記録》したものである。 …

小春日和のある日──それは二人が出逢って何度目かの秋のとある一日。 鈍行に揺られ、着いた先の古い木造住宅の引き戸に手をかけた、ひょろ長男と無遠慮女の『決意』と『誓い』の告白の一時…

かつて踊り手として活動していた少女、亜紀羅（あきら）は高校受験を理由に踊ることをやめて以来、動画投稿から遠ざかっていた。しかしある日、同じ高校に通う同級生、大垣晴（おおがきはる）…

幼馴染で高校までずっと一緒なカップルがバレンタインの喧嘩をきっかけにお互いの気持ちを伝えちゃう話。

※こちらは「悪役令嬢は『萌え』を浴びるほど摂取したい！」の続編です。 １に推しのため、２に推しのため、３・４も推しのためで、５も推しのため！ 悪役令嬢だろうとも、恋い焦がれ…

死体のない殺人にアートされた偽りの金魚草。液晶画面にしか存在しない死臭を辿って盛夏の街を駆ける美夜を呼び寄せた、もうひとつの殺人事件。 空に大輪の花が咲いた夜、この街に潜む狂気の…

画面の向こうの少女に恋をした僕。 でも、その少女は重い病気を持っていて、余命1年と宣告されている。 「来年も、桜を見れたらいいね…。」

無気力高校生の和馬は、人気の歌い手として活躍していた。 でも辞めた。 もともと、病弱な妹を励ますために歌っていただけだった。 妹の病気が平癒した今、誰のために歌えばいいのかわから…