「短編 読み切り」を含む小説

私の母はピンクが好きだった。 ブラウスやワンピース、水筒もバッグもハンカチもピンク。 だから私のあだ名は「フラミン子」、略してフラ子だ。

部下を叱った男は「叱責傷害罪」で逮捕された。秘密裏に施行された新しい法律で「怒る」行為は犯罪となった世の中に。その影では恐ろしい計画が進んでいた…

※公募で落選した拙作を供養します。漫画の読み切りをイメージしていただけると幸いです。 人間や動植物が住まう世界・顕界（けんかい）、神と崇められる霊獣が天上に住まう世界・天界（て…

今の幸せ＝未来の幸せ？

飛行機がびくびくして見えたり、世界が歪んで見えたわけは？　ママに褒められたい気持ちと、自分らしく過ごしたい子供の心の葛藤を、子供視点で描いた作品。　読んだ後、心に何か刺さるものが…

過去、それも800年前までしか行き来ができないタイムマシンで、私たちは時間を旅する。 目的は、既に絶滅してしまった生きものを捕獲して未来に連れて来ることだ。

1975年生まれ。「団塊ジュニア」「就職氷河期世代」「失われた30年」を生きてきて、ずっと文章にしたいなと思ってきたことを書いています。

偵察機のパイロットは任務中に対話型発達支援玩具カツイエの活動ログを見つけた。カツイエは引きこもりの少年ノブナガに出会い、彼の成長を見守る中で、自由意志を身に着けてしまう。 それは…

長編で書いてあるものを修正するために短編を書いてみました。

道端、野原に咲く小さな物語。 いつの間にか生えて、いつの間にか枯れていく。 そんな集合体。 単独作品よりも短い短編集になります。 ジャンルは1作目の物となり、今後は異なる場合が…

俺は竜騎士（仮）のルク17歳だ。現在、九死に一生を得ていた。 　親愛なる読者様へ こちら短編「Dragon knight《ドラゴンナイツ》～聖女様の竜騎士～（1話読み…

突然あらわれたピエロに渡された赤い風船。それを離してしまうと死ぬという。中年男がぐちゃぐちゃになりながら赤い風船を守る話。

「いきなり手を重ねるなんて、なんて失礼なの！？」 貴族社会でも名高い名家の子でありながら、婚活市場で売れ残っていた2人の貴族がいた。 お見合いの席でお茶をかけられながらも婚約…

降り続く雨の夜に、 私たちは出会った。 永遠の時を生きたいと願いながら、 今の世を捨てたいと思った。 2人一緒にいられるなら、 どこでもよかったのに。

ムーンクロウ――その名は夜の闇に響き渡る伝説として、街の人々の間でささやかれている。彼の謎めいた姿が街を舞台に、一筋の光を求める者たちの希望となった。彼は正義のために闘い、悪事を…

青春？そんなもの、馬鹿やるためにあるんだよーー ド天然、毒舌、バカ真面目ーー 個性豊か（過ぎる）な部員たちが織りなす、爆笑必至の活動記録。 ゆるゆる生物部の日常を切り取ったギャク…

壊れたメリーゴーランドはそれでも回り続ける

剥き出しの臓器

「あーもう、やだ。帰りたい。穴に埋まって冬眠したい」 　仕事でミスしてやり直しを食らった私は、デスクでぼやきながらお気に入りのハンドクリームを塗っていた。 「なにやさぐれてん…

学園祭の前夜、校庭で僕は縛られて転がされていた。 彼女たちは淡々と作業を続けている。 僕はどうなってしまうのだろうか……。