悪役令嬢を断罪させていただきま…すん！

母親の遺言に従って聖人のように育った主人公マリベルは、常日頃いとこのシャルルに虐められていた。
清らかなマリベルをイジメるシャルルの事を、学園の生徒たちは『悪役令嬢』と呼んだ。

卒業パーティーで王子は言う。
「シャルルとの婚約を破棄し、マリベルと婚約する！」
悪役令嬢シャルルは、すべての罪を暴かれ『断罪』されたのだ。
聖人の仮面の下で、マリベルはほほ笑む。
『愚かなシャルル、私の勝ちよ！』

マリベルと王子の婚約式。
誰もが祝福するそのさなかで、マリベルは何者かの策略で殺された。

気が付くとマリベルは8歳の頃に戻り、相変わらずシャルルに虐められていた。

『またこの悪役令嬢を断罪したい…でも死にたくない…！』

巻き戻し人生、今度も悪役令嬢を断罪させていただきま…すん！