一九八〇年、とある進学校を舞台にしたミステリー。部費をめぐって対立する生徒会とサッカー部。その争いは生徒総会の中におさまることなく、乱闘にまで発展してしまう。そんな中、一人の女子生徒が行方不明になったという。さらに、サッカー部の男子生徒が転落死してしまう。連続する事件には、何か関係があるのか⁉令和の時代からすると信じられないくらい、血気盛んな生徒たちが織りなす青春模様。その中にはほろ苦い、などという言葉では生ぬるい、苦すぎる真相が潜んでいた。レトロな雰囲気に彩られた、青春の痛みと苦しみの物語をどうぞ。【レビューコンテスト応募】
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1980年の地方進学校を舞台に、学生総会やサッカー部との対立から始まり、やがて連続する事件へと発展していくミステリー群像劇です。昭和の空気感を丁寧に再現した時代描写と、個性豊かな登場人物たちの掛け合いが物語に厚みを与えています。生徒会長・夏目、ツッパリの島崎、文学青年の芥川という三者三様の視点が絡み合う構成が巧みで、伏線を張り巡らせた文章表現には引き込まれる緊張感があります。青春群像とミステリーを融合させた意欲的な一作です。
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完璧な昭和ノスタルジーYMOの音楽や当時の空気感が、一気に1980年へと引き込みます。文豪&推理作家のネーミング「夏目、芥川、太宰」に「江戸川、横溝」。キャラと名前のシンクロが最高です。日常から恐怖への急転直下甘酸っぱい恋の日常が、突如として「失踪」と「転落死」の闇へと一変する落差が秀逸。一言総評青春の青臭さと本格ミステリーが融合した、一瞬も目が離せない傑作の予感!
昭和55年、進学校を舞台に描かれる青春ミステリー。生徒会とサッカー部の対立から始まる物語は、やがて高校生活を揺るがす連続殺人事件へと繋がっていきます。昭和の空気感や学校生活が丁寧に描かれており、その時代を知る方には懐かしく、知らない世代にも新鮮に映るはずです。個性豊かな登場人物たちが織りなす青春、恋、そして事件。「あの日、あの時から……」冒頭の一文が、この先に待つ運命を予感させ、物語の世界へと引き込みます。青春とミステリー、どちらも楽しみたい方におすすめしたい作品です。
昭和の高校の空気感が濃くて、一気に引き込まれました。登場人物も立っていて、事件がどう始まり、どう転がっていくのか続きが気になります。
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