息子の突然の登校拒否から始まる親子対話を描く。不登校児への羨望が動機だと知った父親の安堵に対し、後半では一転して過激な独白が綴られる。ギフテッドを障害者と断じ、不登校を「緩やかな自殺」と見なす冷徹な価値観は、多様性を重んじる現代への強い皮肉だ。善良な親の顔の裏に潜む独善性が、読者の倫理観を揺さぶる。社会風刺や人間の偏った内面に興味がある読者におすすめできる。
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