概要
「わらわに逆らう不埒者は、すべて叩き潰してくれる。『次』こそ玉座を全うするのじゃ……!」
「万事を見通す魔鏡」の力で四十年前に回帰した龍華は、再び「覇道」を歩み始める。過去知識を活用してサクサクと成り上がる中、「四十年後に自分を殺す男」を事前に始末しようとする――が、その男は殺すには惜しいイケメンであった。
「仇」を生かしたことで、歴史の流れは少しずつズレていく。思わぬ出会い、発見、裏切り、陰謀、邪教の反乱に遭ってなお、龍華はめげず反省せず我が道を行く。
「わらわは夏龍華である。わらわは、わ
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- ★★★ Excellent!!!唯我独尊ぷりが最初から最後まで気持ちの良い、痛快ヒロイン!
栄華を誇ったものの、反乱を起こされ追い詰められた女帝が、過去に遡ってやり直す物語。
女帝・龍華サマは、「今度こそ反乱を起こされる前に、未来の首謀者を見つけ出して殺してやる!」という清々しいくらいの目的をもって動き出します。
ですが、未来の反乱首謀者を気に入ってしまい、過去とは違う道筋を辿ることになるので、どう変わっていくのか? が見どころのひとつ。
ヒロイン(もはやヒーロー)の龍華サマは、苛烈に鮮やかに生きており、考え方や行動には嫌なねちっこさは全くなく、ズパズパ突き進んでくれるのでもはやヒロインに惚れます。
彼女のつよつよメンタルと、根底にあるしっかりした倫理観のおかげで、まったくストレ…続きを読む - ★★★ Excellent!!!こんな主人公は見たことがない!
高慢な悪逆女帝が過去へ戻り、心を改め善良な人間として人生をやり直す――のかと思いきや!
……何を書いてもネタバレになってしまいそうで、もどかしい。
ただ一つ言えるのは、主人公の夏龍華様が本当に素敵なのです。
一見すれば悪逆非道、もはや気持ちが良いほど天上天下唯我独尊な龍華様。
なのに、物語が進むほど彼女の「プライド」の正体が見えてきて、どんどん好きになってしまうのです。
そして文章も素晴らしい。
一人称でありながら豪華絢爛な地の文からは、龍華様自身の教養と知性まで伝わってきます。
それでいて決して堅苦しくなく、掛け合いは軽妙で、するすると読めてしまう。
そして読み進めた先で、「あれは…続きを読む - ★★★ Excellent!!!女帝に上り詰めた女性が女官時代に回帰する
物語は東華という唐風の国の女帝に上り詰めた夏龍華が六十を迎えようとした時に、元の宗室の後裔である桑清虎に追い詰められるところから始まります。
彼女は「通天万照鏡」の力を使い、十八歳当時の女官時代に回帰します。
再び通天万照鏡と出会い、二度目の人生のため、順調に貴妃にまで上り詰め、二度目は一度目ではしなかった選択もしていきます。
龍華の一人称で書かれるこの小説では、特に別の人物の視点が入ることなく、全てが龍華視点であり、女帝に上り詰めた人らしく、唯我独尊。この小気味の良いくらいな心情描写がさばけていてとても良いです。自身を慕う者には優しいところも、彼女がただ尊大な人物ではないことを証明してお…続きを読む