概要

満潮の夜だけ会える彼女は、僕の夏を“片付ける”と言った。
夏休み。
何も予定のない高校生・篠原透は、夜の海に逃げるように通っていた。

満潮の夜――海面がきしむ音とともに割れ、そこに現れたのは“駅のホーム”。
そして白いワンピースの少女、月守しずくは真顔で言う。
「採用です。あなた、夏を片付ける才能があります」

海の向こうの“夏の裏側”には、忘れられた約束、言えなかった告白、届かなかった手紙……
人々の「失われた夏」が形になって漂着していた。
透の仕事は、それを拾い、持ち主に返すこと。

ただし条件がひとつ。
バイトが終わる夏の終わり、何かが消える――。

秘密の深夜バイトで毎日会う二人は、気づけば町中から「付き合ってる」扱い。
距離ゼロ、手をつなぐのも“業務”、ドキドキすると魔法が暴走して花火が上がる。
笑って、照れて、すれ違って、夏が進むほど…続きを読む
  • 連載中3
  • 18,351文字
  • 更新
  • @Dntjq213

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