概要
小さな灯りが揺れるとき、世界は静かに遠ざかる。
雪深い山間の集落で暮らす幼い子どもは、普段は優しい父と穏やかな母に囲まれている。しかし、父が酒を飲む夜だけは家が地獄に変わり、母は暴力を受け、子どもは押し入れに隠れて震えながら夜をやり過ごしていた。
ある日、父に隠れ場所が見つかり、押し入れは壊されてしまう。逃げ場を失った子どもは、自分だけの新しい避難場所として、家の外の雪を掘って小さなかまくらをつくった――
ある日、父に隠れ場所が見つかり、押し入れは壊されてしまう。逃げ場を失った子どもは、自分だけの新しい避難場所として、家の外の雪を掘って小さなかまくらをつくった――