概要
あなたは、誰の言葉で人を殺す?
十人が語る「好きな人」は、ひとり。
一之瀬 悠。
優しいと言う者。
曖昧だと言う者。
救われたと言う者。
壊されたと言う者。
同じ夜、同じビジネスホテル。
十人全員が、悠と会っている。
机の上には、いつも水が二本。
翌日、悠は首を絞められ、確実に死んでいた。
十の独白は、告白であり証言だ。
同じ言葉が重なり、同じ場面がずれていく。
「帰って」
「みんな」
「信じてる?」
そして、揃いすぎた二本の水。
遺留品の中から見つかったのは、宛名が下の名前だけの手紙が十通。
悠は「俺」で、十人をひとりひとり語り始める。
犯人は誰なのか。
なぜ、悠は完璧に殺されたのか。
答えは、十人の言葉の中にしかない。
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