賑やかな現在と、静かに思い出す過去の記憶。それらを花札という具体的なモチーフで、結び付けていたのが印象的でした。時間が経っても忘れない思い出。それが良いものでも、悪いものでも。自分の昔を思い出して、とても暖かい気持ちになりました。主人公の余韻が美しい。
ノスタルジックな風景良かったことも嫌だったことも、月の夜の酔夢若い情熱で真剣に生きた時間だからこそ重く苦い感情さえ包み込んで静かな記憶としてふと優しく蘇るきっと花札だけでなく、いろんなところにいろんなスイッチがあるんだろうな、と、人の厚みを感じる作品でした
現在と過去を、花札で静かにつなぐ短編。甥との何気ない一局が、かつての恋人との夜を呼び覚ます。月見で一杯という役が、思い出と後悔、そして少しの温かさを象徴していると感じました。
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