概要
精神論で腹は膨れない。事務屋は数字で戦場を支配する
「精神力こそ最強の武器だ!」 猛吹雪の中、帝国軍の無能な将軍バルバロスは、食料車を減らして「勝利の酒樽」を積むという狂気の進軍を決定した。
誰もがその狂気に従う中、部屋の隅で帳簿を付ける一人の事務屋、ロジ・カルクだけは冷酷な事実を告げる。
「全軍壊滅まで、残り七十二時間です」
激昂した将軍により、ゴミ同然の荷物と共に最前線へ事実上の追放を言い渡されたロジ。
だが、彼が買い占めた「腐った脂身」と「穴の開いたボロ布」こそが、地獄の戦場を生き残る最強の資材だった。
騎士たちが誇り高く凍死していく傍らで、事務屋ロジは「帳尻」を合わせていく。
これは、数字と契約を操る「算術師」が、無能な貴族たちを蹂躙していく物語。
誰もがその狂気に従う中、部屋の隅で帳簿を付ける一人の事務屋、ロジ・カルクだけは冷酷な事実を告げる。
「全軍壊滅まで、残り七十二時間です」
激昂した将軍により、ゴミ同然の荷物と共に最前線へ事実上の追放を言い渡されたロジ。
だが、彼が買い占めた「腐った脂身」と「穴の開いたボロ布」こそが、地獄の戦場を生き残る最強の資材だった。
騎士たちが誇り高く凍死していく傍らで、事務屋ロジは「帳尻」を合わせていく。
これは、数字と契約を操る「算術師」が、無能な貴族たちを蹂躙していく物語。
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!戦には武勇よりも算術が必要! 戦場にロジの計算が光る
敵の要塞の攻略会議はあたたかな部屋で、高級ワインを傾けながら行われていた。外の兵士たちは、寒さに凍えているというのに。
意気軒高なバルバロス将軍は厳寒の行軍に酒樽を運ばせることを指示する。
しかし、その意向に真っ向から反対する青年がいた。
彼はロジ・カルク。『算術の加護』を持ち空中算盤を操れる彼は、作戦の無謀さを指摘するが相手にされない。そればかりか、酷い任務を課せられてしまう……。
ファンタジー要素はありますが、ガチガチの戦記物です。
戦いよりも、輜重の計算に焦点を当てた重厚で爽快な物語。
短編とは思えない読み応えがありました。
面白かったです!