このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(331文字)
それぞれに「生きづらさ」を抱えながら日々を送る姉妹のささやかな日常のお話です。生きづらさやつらさと積極的に向き合い、成長していくお話は数多くありますが、本作の魅力は「立ち止まる」というところにあると思います。静かに、そしてゆったりと姉妹の時間が流れていく描写に繊細さを感じます…。
人は生きていく中で、沢山の辛い事や悲しい思いを経験します。転んでしまって起き上がれずに、もう自分はダメだ、そんな風に思ってしまう時もあるでしょう。この物語はそんな人たちにそっと寄り添って、暖かい光で照らしてくれる、そんな小説です。人生と言う道の途中で、少し立ち止まってしまった姉妹。でもそれは決して失敗でも、無駄な時間でもありません。ゆっくりと、自分たちのペースで顔を上げればいい。その先にはきっと、光輝く未来が待っているのではないでしょうか?まだ連載中の本作。姉妹の行く末を、静かに見守りたいと思います。
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