概要
この美しい図書館で、わたしは死んだ恋人を取り戻す。
ヨーロッパで戦乱の吹き荒れる1916年、夫とともにシンガポールにやって来た英国人のイーディスは、美しい白亜の図書館ラッフルズ・ライブラリー・アンド・ミュージアムで、英語教育を受けたマレー人女性のアイシャと出会う。ともにホメロスを愛読する二人は意気投合し、やがて惹かれあっていく。
そしてこの図書館には、古代都市の幻影が見えるという奇妙なうわさがあった。果たして二人が目にしたそれは、伝説的な古代アレクサンドリアの光景だった。
古代の幻に熱中し、やがて愛し合うようになる二人に、奇妙で過酷な運命が降りかかる──
20世紀初頭のシンガポールを舞台とした、歴史改変百合SFです。15分くらいで読めます。
※規定の書き出しで競作する「日本SF作家クラブの小さなSFコンテスト2025(さなコン)」に応募し
そしてこの図書館には、古代都市の幻影が見えるという奇妙なうわさがあった。果たして二人が目にしたそれは、伝説的な古代アレクサンドリアの光景だった。
古代の幻に熱中し、やがて愛し合うようになる二人に、奇妙で過酷な運命が降りかかる──
20世紀初頭のシンガポールを舞台とした、歴史改変百合SFです。15分くらいで読めます。
※規定の書き出しで競作する「日本SF作家クラブの小さなSFコンテスト2025(さなコン)」に応募し
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!夕暮れのラッフルズ図書館から見えたのは古代都市の幻影
時は第一次大戦が始まって数年後。
植民地省の行政官として赴任した夫とともにシンガポールにやってきたイーディスはラッフルズ図書館で知性的で美しいマレー人の女性アイシャと出会う。
不思議な噂を確かめるため、夕刻まで図書館に居た彼女たちはあるはずのない古代都市の幻を見る。
友情が徐々にそれ以上の感情に高まりつつあった二人。しかし、歴史の闇は彼女たちにもその手を伸ばし――。
熱帯の図書館を舞台にした、とても幻想的でエキゾチックなストーリーでした。
マクマホンが結んだアラブ人居住地の独立支持を約束する協定、そしてそれに矛盾するサイクス・ピコ条約。歴史的な事柄が随所にちりばめられていて当時…続きを読む