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ラッフルズ図書館の炎上

ラッフルズ図書館の炎上

尾崎滋流(おざきしぐる)

おすすめレビュー

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★★★
★15
5人が評価しました
本文あり
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本文ありのおすすめレビュー

  • 不二原光菓
    668件の
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    ★★★ Excellent!!!

    夕暮れのラッフルズ図書館から見えたのは古代都市の幻影

     時は第一次大戦が始まって数年後。
     植民地省の行政官として赴任した夫とともにシンガポールにやってきたイーディスはラッフルズ図書館で知性的で美しいマレー人の女性アイシャと出会う。
     不思議な噂を確かめるため、夕刻まで図書館に居た彼女たちはあるはずのない古代都市の幻を見る。
     友情が徐々にそれ以上の感情に高まりつつあった二人。しかし、歴史の闇は彼女たちにもその手を伸ばし――。

     熱帯の図書館を舞台にした、とても幻想的でエキゾチックなストーリーでした。
     マクマホンが結んだアラブ人居住地の独立支持を約束する協定、そしてそれに矛盾するサイクス・ピコ条約。歴史的な事柄が随所にちりばめられていて当時の危うい雰囲気が伝わってきました。
     
     叙情的でとても美しいSFでした。

    • 2026年1月10日 07:45