第18話 あとがき
人生の後半というより、終わりに出会う恋は、
若い頃の恋とはまったく違う形をしている。
燃えるような情熱よりも、
静かな深さ。
派手な未来よりも、
一緒にいる時間そのものの価値。
そして別れたあとの
静かな痛みと学び。
恋が終わることは、
敗北ではありません。
むしろ——
「生きていた証」
なのだと思います。
どれほど短くても、
どれほど叶わなくても、
誰かを愛した時間は
確かに人生に光を落としてくれる。
最後の最後に物語の終わりに付け加えれば・・・
人間の弱さを彼は、感じていた
もしかすると、それが、本心なのかもしれない・・・
映画「劇場」、「恋に落ちて」、「ライムライト」、「ボディーガード」、「天使がくれた時間」のラストシーンを
思い出し・・・心がひろみの元へ戻りたいという震えを抑えていた。
恋に出会えたのは奇跡。
恋に落ちたのも奇跡。
4年間も愛せたのも奇跡。
そして別れは、奇跡ではなく、
ただの現実。。。。
・・・・と
・・・・おわり・・・・
君がいた季節の終わりに 山里弾三郎 @danza
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