第17話 最後のラブレター

彼は、しっかり区切り、別れを告げるために

自分自身とこれまでのひろみをふり返りながら

最後の手紙を秋とも冬の入口ともつかない

11月29日の夕暮れに書いた。


恋のはじまりの

恋心で終わる切なさを紛らわしたLINEスタンプのように

心を込めて書いた。

だが、戻りたいというのでなく、深い4年間ヘの感謝のため

そして、何よりも彼自身の別れの完結のためであった。


*****


「ありがとう・・・」


ありがとう・・心を込めて


恋の価値は、続いた年数ではなく、

心が震えた瞬間の数で決まる。


この言葉を、

ようやく静かに受け止められるようになった。


振り返ると、

ひろみとの四年間は、

まるで季節がぎゅっと圧縮されたような時間だった。


・イラレで恋を紡ぎ、できたキャラ2つづつ

・本当は1回のハグで終わるはずのいい恋だった

・スタンプで恋を語ったあの頃

・愛を込めた悲しいフラダンスmovie

・プレゼントのグリーンApplewatchバンドを喜んだ

・待ち遠しい毎日のLINEは、会えなくても365日を共有

・帰宅連絡なく、本当に心配させ涙させた(悪かったね)

・眠る前の電話・スタンプは、1日の終わり

・顔みるのがたのしみ、週末アパート197+1

・他人に一輪花あげたら嫉妬?(ちょい、嬉しかった😄)

・肩を並べアイスを半分こ

・代休日は、そっとソファーで昼寝、肩ならべて

・唯一の安心と安堵の居場所、眠れる居場所

・夜、先に寝て怒られたっけ(笑)

・マッサージ、心が通う一番好きな時、膝で眠くなる横顔

・オイルパスタに大葉とパセリは、ひろみ

・ふたりの記念日は、いつも合同

・プレゼントは、電話で一緒に悩んで、楽しい夜

・お寿司、お酒パーティーにプラスの手作り料理

・staub鍋でおいしいご飯

・たこ焼きパーティーで満腹

・ひろみcoffeeムース、手作りcake、イカ飯

・農作業のおやつにひろみが来た(^^)/~~~

・1回だけのドライブ、ミニミニ史跡めぐり

・奇跡のポインセチア

・この花の鉢、好きかなあ?、がいつもの関心事

・百万本に全然届かなかったけど、精一杯の赤い薔薇

・季節の鉢花とひろみのミニトマトの玄関菜園

・リースづくりとフラワーアート、正月飾り

・メダカとホテイアオイ

・代休日、真夜中のイラレでニュースの共同作業

・おそろいのように並ぶMacbookとApplewatch

・風邪ひろみのときの、おかゆと豚汁づくり、がんばったよ

・本当に楽しかった1回だけのプチプチ旅行

・プチ旅行は手を繋ぎ、映画から

・知らない場所でずっと手をつないだ感触

・ネックレスへの想い

・初めての二人の外食のオムライス、上山食堂  

・暖かいパーカーとマフラーはお気に入りです

・本当は、ふたりで外を歩きたかった・・

・ひろみが大事にしてくれたのとても嬉しかった

・ひろみの気持ちに少しでも応えたかったんだけど・・

・笑った日、泣いた日、不安に震えた日、人生で最も楽しいと感じさせてくれた日々と愛にありがとう

・心をしっかり抱きしめあった時・・・・・


いつもいつも、わがままを受け入れてくれた

ひろみは横にいてくれた


これまでで、一番、感性が引きあう人だった

その感性が私をすくってくれた毎日だった

4年間、人生と心の「同居」だった・・・


どれを思い出しても、

あたたかくて、ちょっと笑えて、

胸の奥が静かに震える。


お互い尊敬しあい、どんなに感性が共鳴していても

未来まで続けられなかった恋だった。

けれど、だからといって価値が下がるわけじゃない。


時間の長さで測れないほど、

濃くて、深くて、ちゃんと愛した恋。


人生で

心を動かす人と出会う時があつた


ひろみとの四年間は、

もう戻らないけれど、

なくなるわけではない。


この胸に残った揺れと温度が、

たぶん残りの人生を少しだけ優しくしてくれる。


だから今、こう思える。


恋は続かなかったけれど、

心が震えた4年間を生きた自分は、

決して負けていない。


そして最後にひろみの気持ちを、

うまく受け止めきれなかったのは、ごめんね・・・・


恋に出会えたのは奇跡。

恋に落ちたのも奇跡。

4年間も愛せたのも奇跡。


そして別れは、奇跡ではなく、

ただの現実。


ひろみは、わたしの人生の中で

忘れられない美しい「章」でした。


ひろみの優しさと愛に

誰よりも一番の感謝と「ありがとう」を込めて・・・


2025Autumnに完了します 


これまでのひろみのたくさんの愛を、本当にありがとう

ひろみが静かな幸せに包まれるよう、心から願っています


幕が降りた・・・・   Penned on 29 November 2025, 16:23.


**********


LINEで送る手紙は添付し、

少し長いコメントを手紙につけた


**********


ステージ、とてもよかったよ。😀

ひろみの着物姿を生で見られて goo!


まだ恋してた頃、

初めてフラのステージを見に行った時の気持ちを

ふっと思い出しました😅


今日のこの時間だけ、

少しだけ昔の自分の気持ちを巻き戻して言わせてください。(そう思って手紙も書いた)


11月15日に泊まり、

17日にも夕食をして、

18日に別れを決めた急展開のような出来事から、

まだ二週間くらいだけど、

今ではなんだかずっと前のことのように感じています。


金曜日の電話で、いろんなことが腑に落ちて、

気持ちの整理がすごく進みました。


気持ちの整理って不思議だね。

くどいけど、金曜日の電話が本当に

スッキリさせてくれました。


過去の私が、自分の中で大切な綺麗な思い出、宝物として

そっとしまっておくための儀式かも〜。


だから、これは過去の自分の“区切りのための感謝”です。


もう、過去の自分が愛情を持って

なにかあなたに書くことはないと思いますから、安心してください。


これは、わたしにとって最後のステージを見た後で

ゆっくり書きました。

(笑わないで〜〜(@_@))


これをもって、静かに一区切りにします。


喧嘩別れじゃないし、

これから友人でいられたら嬉しいです〜〜😃

(長々ゴメン、もう、うざいね〜。性格ですから〜)


手紙はダウンロード文書にしてあります。


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