『郷に入りては郷に従え』を自然に実践している筆者の神田明神参拝記。参拝に至った理由、将門公の首塚にまつわる伝説や日本における寺社の扱いの変遷、参拝から周辺散策。それらを通して、筆者の知識の多さ、哲学と観察眼、そこに根付いているものに敬意を表する思考が窺えた。連日暗いニュースが流れてくる昨今だが、結びを見る限り、未来はそう悲観したものではないかもしれない。
神田明神に行き、将門公の話から作者様による将門公と歴史のレクチャーがあり、読んでいると参拝したくなります。周辺のコーヒー屋さんやお茶屋さんの話も出てきて、どちらも作者様の拘りが感じられ、楽しく読めました。私はネルドリップのコーヒー屋さんで、ブレンドを飲みたくなりました。程よい歴史観や感想を交えて、すごく 神田明神 に行きたくなる、楽しいエッセイでした。
筆者が作品に神田明神を登場させるから、ご挨拶に出向いたという小旅行記。信仰を集める対象や作品に対する筆者の誠実さが伺えて、つい微笑ましくなります。将門公や神田明神の史実的紹介も含めて、細やかな叙述には情報の豊かさがあります。そのおかげで、下町の散歩を楽しめた余韻が残りました。旅先で、土地の人と語らいながら時間を過ごせたら、どれほど満たされるだろう。と、羨ましくなるような良い旅行記です。是非、ご一読を
実際に行ってみたくなる、眼の前に景色が浮かぶ、そんなエッセイでした!読みやすかったです!
他の神社や寺のも読んでみたいです。関東が遠くて行けないので。
自分も旅行に行きたくなりました笑
理系の作者が、ご挨拶として、平将門公を祀る神田明神にお参りするお話です。二拝二拍手一拝、上手にしてるか観察してるんですね。祭神と首塚伝承の題材を扱いつつ、柔らかく、味のあるエッセイです。平将門公の祟り話、神仏習合史への言及は興味深いですね。カフェのドリップを堪能する描写が描かれます。コーヒーを入れる人にはぐっときますね。対象への敬意、そしてチャーミングなユーモアが感じられるエッセイでした。みなさんもぜひ。
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