【ペンネーム誕生秘話】尾岡れきは最初から、尾岡れきではなかったという話。

尾岡れき@猫部

尾岡れきは最初から、尾岡れきではなかったという話。


虹乃ノラン先生が立ち上げた「あなたの筆名の由来を知りたい。」という自主企画。今回はこちらに参加させていただきました。とはいえ、色々と創作エッセイに書き散らした内容もあります。重複する点はご容赦ください。




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ペンネームって、少し意味合いが変ってきた気がします。僕は古い人間です。筆名の先入観があって。名字+名前がセットという印象がありました。


赤川次郎先生しかり。

田中芳樹先生しかり。

新井素子先生しかり。

エラリー・クイーン大先生しかり。


一方で、カクヨムユーザーさんの最近のお名前。

こちらは、個性的な名前が多い。

芋つき蛮族先生、あすれい先生、みんと先生、八木崎先生……等々。


そういえば、商業作家さんの以前のペンネームでこれ、どうするんだろうっていうのがありました。案の定、改名されて。でも、あのインパクトはすごいなぁって感心しきり。


いわゆる、SNSのユーザーネームという感覚でペンネームを構築するのが、新世代ネクストということなのでしょう。


確かに、SNSでの広報力も含めて考えると、個性的な名前は確かに意味があるかもしれません。



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さて、尾岡の名前です。

実はカクヨムのユーザーIDが、旧ペンネームなのでした。


これ、実は本名をカタカナ表記したもので。そもそも、賞やコンテストに応募する自信がまったくない底辺鶏肉野郎フライドチキンな尾岡。まぁ、誰も注目しないだろうし。何気に自分の名前に愛着があったんですよね。(だからナイショだよ)


さて、身バレは突然におきました。

当時、尾岡は小説家になろう様で、子育てエッセイを書いていました。確か、サポーター限定近況ノートに一時期、転載した気がします。


まさかの。娘(当時中学1年生)に、お友達経由で発覚。

「お父さんって、そういう目で私たちを見ていたんだね?」


娘の視線が痛い。

ただ、事実です。


君が3歳の時、スーパーで僕のことを「あーしゃー」って呼んだのは、誇張でもなんでもない。明確な事実――いえ、なんでもないです。


この時、娘にはネットリテラシーについて懇々とお説教をされたのでした。

曰く個人情報が特定されるような情報を、ネットで晒さない。曰く、お義父さんの文章は微妙に面白いから困る。曰く、おかあさんについてノロケ過ぎて読んでて痛い。曰く――。


……はい、ごもっとも。

そういうわけで、ペンネーム改名の運びとなったのが2018年でした。




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尾岡れき。

この名前の命名は、実は僕ではありません。

カクヨムユーザーでもある、盟友、呂兎来弥欷助ながとらみきすけさんにつけていただきました。


一応、自分でも色々と考えていたんです。

・岡崎肉球

・鳴門金時

・豚骨醤油ラーメン半チャンセット

・ノラリーノ・サンドバッグ伯爵

・猫じゃらし

などなど……。


おいら、ネーミングセンスがなさすぎる(笑)

同時進行で旧Twitterで募集をした際、真摯に反応していただけたのが呂兎来さんだったのでした。


旧ハンドルネームをアナグラム的に構築してくださって。

当初は「尾岡レキ」ちつけていただきました。


ただ、呂兎来さんが姓名診断をした時に「レキ」よりも「れき」が良いという判断。現在の筆名に落ち着いたわけです。


個人的にも「れき」という表記が柔らかく感じて、本当にお気に入りです。


個人的には、鳴かず飛ばずの底辺作家な尾岡。

それは今も変らないと思っていますが、ペンネームを改名してから。少なし、読んでいただけるようになった気がします。


作家の根底は文章力と僕も思います。スピリチュアルな感覚ではありますが。そういう感覚。とても大切だって、最近は沸々と感じています。縁って大事。


ただ、作品を書くだけじゃなくて。

作者自身のキャラクターも、このSNS時代では重要だと思うんですね。

拡散力、広報力なんて言われますが。


魅力的な作者の名前、キャラクターから作りあげていくのも一つ。ただ、等身大の自分を出すことも、また一つだと感じています。



そういう意味で、尾岡れきというペンネーム。

この名前には、自分らしさがありながら。

でもweb界隈で活動する、もう一人の自分。

そう認識できたことが、かなり大きくて。


だから、コンテストへのエントリーもできるようになった。

自分の文章を認められるようになった。

(いまでも、なんて下手クソだって思うけれど)


ようやく「尾岡れき」という名前で、自分の文章を肯定できるようになった気がしたんです。




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最後に、カクヨムユーザーに、一言だけお伝えして終わりたいと思います。これは別のエッセイでも語ったことではありますが。


カクヨムのユーザーIDは変更ができません。

@******ってヤツですね。


ユーザーネームはもちろん、随時変更可能ですけど。


思い入れあるペンネームで、IDと連携させるは有りだと思います。

(IDで表記させるのって、リワード付与企画とか。そういうののみではある気がしますが)



ただ、変更する可能性があるのであれば。あまり変なIDをつけてしまうと、黒歴史として残る(かつての僕のように)ので、そこだけはご留意くださいね!






ということで。

今後も尾岡れきという名前ペンネームと大切に付き合いながら、創作ライフを満喫していきたいと思います。




色々と書き散らしていたのですが、改めて筆名ペンネームについて書くことができたのは本当に良かったと思います。




虹乃ノラン先生。素敵な自主企画の開催、本当にありがとうございました!



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