第5話 友達などとの三角関係

菊「雫、っち...、聞いても、いい?」

雫「え、何々大丈夫!?」

知らなかった、私の初恋相手が雫っちの幼馴染!?

まぁ今日友達になったばっかりだし、知らないことは山程あるよね...。

けど、これだけは伝えなきゃ。

菊「私、雫っちの、親友だよね、?」

親友じゃなきゃ、言えないこともあるんだよ。

雫「...、そうだよ?どうかしたの?」

やっぱり...親友、だよね。伝えなきゃいけないことがあるんだ。これだけは。

菊「私、病気なんだ。拡張型心筋症っていう...。」

...、言っちゃった。でも、友達、親友に隠し事は、いけないって思ったんだ。

お願い、これを聞いたから親友辞める、なんて、言わないで...。

雫「え!?そうだったの!?その拡張型心筋症?って...。今は大丈夫なの?」

菊「え?」

え、信じてくれるの?心配してくれる、親友...、初めて。

色々な人はそんな心配してくれない。だって、知らないんだもん。

菊「心配して...、くれるの?」

思わず聞いちゃった~ッ!...、どう言ってくれる、の?

雫「当たり前じゃん!反対に心配しない人はどうなってるっての!あのね、

先生が言ってたの。苦しい時、嫌だなって思う時は、ちゃんと言え。

きっと伝わる、伝えたい気持ちがあれば。だって(*^^*)」

”きっと伝わる、伝えたい気持ちがあれば。"その言葉は、私の

病院の先生から聞いた言葉と同じ。もしかして...?

菊「ねぇ、その先生って...」

???「お、雫くん!...と、その隣は?」

なにか聞き覚えのある声。まさか...!?

雫/菊「横溝先生!」

横溝「おぉ!?びっくりした。w」

やっぱり!私が通ってる病院の先生だ!まさか学校の先生だったとは...

雫「え、菊ちゃん?横溝先生の事知ってるの!?」

え、知ってるも何も...、

菊「まぁね、さっき言った病気を持っているから、病院に行ってるの。

そこの、担当の先生。」

横溝「お~、菊くんじゃないか!まさか学校でも会うとは...、ねぇ(笑)」

菊「ほんと、そのまさかですよ~w」

本ッッ当にまさかです!しかも学校に知り合いがもう2人も出来るなんて!

でも、病気が悪化する...、なんてことはないよね?

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寿命半年の私と、初恋男子 お餅です。 @toati

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