転生したら推しの猫だった件
@gomenNeko3
第1話 瞬きひとつで朝になっている時には、ヒトは気絶している
「っ、あぁぁぁ。ふぇ?もう朝⁈」
早朝5時30分
シモンは目覚ましの音で目を覚ました。
「うわ、寒っ。また、布団かかってない。」
どうやら昨晩もシモンは、寝る前に大好きな小説を寝る前に枕元で読んでいた途中で寝落ちしてしまったようだった。
目の前が真っ暗だと思い手を伸ばせば、昨夜寝落ちする前読んでいたであろうページを開いたまま顔に覆い被さっていた。
「っは⁈よ、ヨダレ⁈」
小説を急いで顔から引き剥がした。若干ヨダレがページについたかもしれない。
「もぅ…朝だなんて嘘だ。」
昨夜の起きていた記憶はほとんど無いけど、全く眠れた気がしない。まるで、瞬きひとつしたら朝になってしまったと言う感覚だった。
…もん。
(シモン。)
「ん?誰か、呼んだ?」
早朝、5時35分。誰かが自分の名前を呼んだ気がした。
「気のせいかな⁈」
まだ眠いし。うわ掛けを被って眠り直そうかと思った瞬間。
♧❤︎ ♧❤︎ ♧❤︎ ♧❤︎ ♧❤︎ ♧❤︎ ♧❤︎
「シモーーーン‼︎頼むよ。」
⁈…(どうやら、気のせいでは無かったようだ。)
ベッドから起き上がるとグッと冷え切った部屋の温度が起き抜けの体には辛い。
呼ばれた声にせき立てられるが間々に部屋から出ると、よく知る顔がシモンを見つめていた。
「おはよう、お父さん。今行くから待ってて。」
さぁ。今日も始まる。
親のトイレ介助から始まる暮らしが。
次の更新予定
2025年12月31日 07:00 毎週 日・水 07:00
転生したら推しの猫だった件 @gomenNeko3
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