コメント

今回の三題噺のお題は「秘密」「塩」「花束」でした。


【お題について】

「秘密」は自由度が高いワードだと思います。

拙作のように小出しにすることもできたり、物語の重大な部分と見せることができると思います。

なので、三題噺として考えるうえで、衝撃的な展開(「転」を強める)を持ってきたいかどうかで左右されるのかなと思います。


「塩」は慣用句(造語?)の使い方だったり、塩本来の使い方ができると思います。

慣用句で言えば「敵に塩を送る」「手塩にかける」などを思いつきました。

塩本来だと最近食した「塩ラーメン」が真っ先に思いつきましたが、場面の一要素として使うという感じですかね。


「花束」は、お祝いごとのイメージが強いと思いました。

カップルで男性が女性に花束を贈る、キザな男性が女性に花束を贈って求婚するとか、そういうシーンを思いつきました。


【執筆にあたって】

軸として「連載できるタイプの話」にすることがありました。

今後、三題噺をする際に更新できそうな都合の良い作品、あるいは三題噺にとらわれず執筆できる作品、という幅広い意味ではあるのですが、その軸があった時点で「塩」を塩対応という使い方にすることは決まっていました。

塩対応というのは、キャラ属性として当てはめることができますし、キャラクターをもとに考える方が手っ取り早そうだと思ったからです。


当初は、「現実世界で頼りない主人公が異世界転生して、俺tueee系になって調子に乗って横暴な振る舞いをする(塩対応をする)。そして痛い目にあう」という構想を練っていまして、その派生として「異世界転生する側じゃなくて異世界転生させる側で物語を描き、暴れまわるヒーローを調整する仕事を担う異世界転生課の社員」を主人公にして、オムニバス形式で連載する形式が面白いんじゃないかと思いました。


ですが、「花束」を結び付けるのが難しくて挫折して違う方向性を模索しました(上記の作品はいずれか書きたいです)。


そして、まあ「塩対応」属性を付加するならラブコメのキャラクターだよねと無難に落ち着いて、本作品を描きました。


「塩対応」属性はあるあるなので、特異性を持たせるために表面上の物語【表】と、塩対応側のキャラクターの内面【裏】で描く形にしたら面白そうだなと思い、本作品のような工夫をしました。


また、「塩対応」属性だけでは今回の話が成り立ちにくいので、「塩対応ぶる」という属性に修正しつつ仕上げてみました。


本当はこの後の展開として3つほどプロットはありましたが、納期の関係で1話のみの執筆となりました。


気分が乗れば続きを執筆するかなと思います。


以上、自作に対するコメントでした。

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塩対応なポンコツ彼女を振り向かせたい お茶の間ぽんこ @gatan

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