概要
絶対音感、それは異能でありながら必ずしも人を幸せに導かない。
響子、茉莉花、奈津子は高校時代からの親友だった。絶対音感をもつ響子は、幼い頃からピアノを習い、将来はピアニストになる道を目指して迷うことなく音大に進学した。茉莉花は音楽教育の道に進むことで響子とは一線を画すことを選んだ。音楽とは無縁だった奈津子には他人に言えない悩みがあった。音にまつわるそれぞれの苦しみが行きつく先に何があるのか…。
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