概要
彼女に“交渉”という概念は存在しない。 理屈も、情も、全て無意味だった
後世の歴史家から希代の悪女と称されるアンヌ・ジャルダン・ド・クロード・レヴァンティン女伯爵は、悪辣非道なエルフ達へ涙ながらに懇願した。やめてくれと。毎月数十人もの生贄を差し出せなんて、あまりにも酷すぎると。しかし相手は、アンヌの懇願を聞き入れなかった。
これは、全員殺して解決する悪役令嬢が、ほぼ全員を殺して解決した時の話。
これは、全員殺して解決する悪役令嬢が、ほぼ全員を殺して解決した時の話。
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- ★★★ Excellent!!!ザマァを通り越して「うわあ……」 一国の運命を通して見る政治・歴史模様
女伯爵アンヌは単身、エルフの国にいた。拐われた執事見習いの少年を取り戻すためだ。しかし、少年はすでにむごい暴行を受けた後であり、アンヌの懇願も足蹴にされる。勝ち誇るエルフ達だったが――彼らはよく知らなかったのだ。殺戮の魔女のことを。
読み始めてすぐに、アンヌの人柄を意外に思いました。タイトルやキャッチから、なんとなく「殺戮によってすべてを問答無用で解決していく物語なのかな?」と想像していたのですが、実際の彼女は賢明な雰囲気で、避けられる争いは避けようと手を尽くしている印象を受けました。
そして、匂わせていたとおり彼女はその規格外の力で周りを圧倒するのですが、それがザマァを通り越して「うわあ…続きを読む