概要
鏡の中の妹は、本物? 選択の先に待つ、恐怖。
姉の私と妹の美月は、いつものように休日のショッピングモールへ。
来月から大学生になる美月のために、新しい服を見て回る何気ない一日。
でも、試着室のカーテンの隙間から見えたものは――
鏡の前に立つ、二人の美月。
同じ服、同じ髪型、同じ笑顔。
最初は見間違いだと思った。でも、次の店でも、その次の店でも。
試着室に入るたび、妹は増えていく。
鏡の中の美月が、先に口を開く。
本物の美月が、その声を追いかけるように喋る。
私は気づいてしまった。
来月から大学生になる美月のために、新しい服を見て回る何気ない一日。
でも、試着室のカーテンの隙間から見えたものは――
鏡の前に立つ、二人の美月。
同じ服、同じ髪型、同じ笑顔。
最初は見間違いだと思った。でも、次の店でも、その次の店でも。
試着室に入るたび、妹は増えていく。
鏡の中の美月が、先に口を開く。
本物の美月が、その声を追いかけるように喋る。
私は気づいてしまった。
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