これは物語です。現実でこのようなことがあれば、なかなか耐えられるものではないでしょう。しかし主人公の心情は、共感できるところが多々あります。また、それを支える文体も見事です。自分が十代だったころのことを思い出しました。あの夏の日の質感。懐かしい。十代の方にも、十代だったことのある方も、おすすめです。
読後感が良い意味でうわ〜...です。とにかく構成が巧みです。親友という言葉の真意。登場人物二人の「結末」の対比。心に何かが残る作品です。
いや、もうね。本当に凄まじいとしか言いようのない作品というものはあるものですよ。本作がまさにそれです。ぐいぐいと引き込まれ、予想を超えた遥かその先へ。ラストは思わずえずきそうになりました。勿論褒め言葉で、です。強烈な脳天吹き飛ばすような百合が読みたい方におすすめです。
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