概要
父は人を殺せなかった。その選択が、偽神の計画を歪めた。
本作は、構造や概念の積み重ねを重視したSF作品です。
記憶の一部を封じられた少年、エックス・エラスマス。
彼は、月の裏側に囚われた父の「罪」を否定するため、
本来なら決して踏み入れてはならない領域へと足を踏み入れる。
父は、人類史上最大の悲劇を引き起こした人物とされていた。
だがエックスは知っている。
父はただ、「人を殺せなかった」だけだ。
たとえその選択が、世界からすべてを奪ったのだとしても。
月面には、
人類が築き上げた最終防衛システムが待ち受けている。
少女の姿をした処刑人・白鈴《バイリン》。
彼女は人類を守るため、何度でもエックスを排除する。
父の潔白を証明すれば、人類の秩序は崩壊する。
世界を守れば、父は永遠に「罪人」のまま消える