未来の地球を舞台にした、人型戦闘兵器が暴れ回るSF戦記もの。なのですが、魔力という要素もあり、ファンタジー風でもあります。80年代終わりから90年代のロボットアニメを思い起こさせます。第4話まで読みました。
描写は全体に重厚ですが、決して読みにくくはありません。そして冒頭から、主人公たちの葛藤が書かれたり、途中からは敵陣営の事情も書かれたり、この辺りは戦記ものらしい立体感のある構成で、読み応え十分。
せつなと椿という、主人公二人の組み合わせが特に良いなと思いました。苦手を補い、支え合うパートナーとして、些細な描写から二人の関係のよさがうかがえます。
戦記ものだけに、最初からいろいろな要素が大量に盛り込まれているのですが、描写の配置バランスが考えられているためか、読んでいて「置いていかれる」という印象はありませんでした。先が楽しみになる物語です。