概要
世界は愛国心に満ち、それ故に戦いに満ちている。それこそは神の罠。
パレスチナ・イスラエル両国で医師をしてきたパレスチナ人医師が主人公の映画「わたしは憎まない」を見て衝撃を受け、書かずにはいられなかったエッセイです。彼はイスラエルに親友を持ち多くの患者を救い、ガザに帰ったとき建物ごと愛する娘たちをイスラエルの戦車による攻撃でうしなった。イスラエル人のディレクターはリアルタイムで彼からの絶叫を聞き、生放送でその画像を流した。それでも医師は言う、「わたしは憎まない」と。けれどそれほど高潔でない私の胸には彼が放棄した憎しみと怒りが渦巻いて、今も武器と武器で解決をつけようとする世界に、一言ぶちまけたくなりました。そんな駄文です。
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